【ガンダム漫画紹介~その9】『機動戦士Zガンダム1/2』

まだまだ引っ張ります~(笑)!!




 「この物語はいずれ近い将来、彼の敗北によって幕を閉じることになる。そして彼もそのことを知っている。なぜなら彼が戦いを挑んだものは…」



画像





【SYON的ガンダム漫画紹介】 第9回

『機動戦士ゼータガンダム1/2〈ハーフ〉』 全1巻  著/長谷川裕一
2005年  増刊Zガンダムエース掲載



画像


 ガンダムMk-Ⅱがティターンズにまだ正式採用される前、Mk-Ⅱの開発者であるフランクリン・ビダンはMk-Ⅱの完全なる完成とアピールを兼ねての模擬戦〔デモンストレーション〕を行っていた。その模擬戦の相手に用意されたのがMk-Ⅱ開発時に徹底的に調査され、オリジナルパーツ52%と現用機パーツを組み合わせ作られた為にその異名が付いたRX-78のレプリカ…1/2〈ハーフ〉ガンダムである。
Mk-Ⅱのテストパイロットは新人とはいえAAA(トリプルエー)の腕前を持つティターンズの若きパイロット、エドガー・エドモンド・スミス。ハーフガンダムにはベテランパイロット、カン・ウー大尉が搭乗していた。
 しかし、その戦いは模擬戦とはいえ激しい戦闘を極め、Mk-Ⅱが勝つことが前提にあるのにも関わらず幾度の戦いも勝つことが出来ず、やむなく正式採用も遠のいていた。それは驚異的な強さで伝説までなっているとはいってもすでに旧時代の機体のRX-78、明らかに性能が上のMk-Ⅱには本来、相手すらなるはずがなかったのだが…カン・ウーの並ならぬ気迫、重度な体の負担により阻止されていたのだ。
……そう、カン・ウーにはそれをする過去、そして理由があった。
やがていつまでもMk-Ⅱが勝てないフランクリンは業を煮やし、Mk-Ⅱに有利な実弾装備での模擬戦の命令を下した。



画像


 上記のエピソードは全3話中の1話目。全編通しての主人公はあくまでエドガーであり、ハーフガンダムもカン・ウーも1話でしか出ません(回想シーンは別)。第2話以降はカン・ウーの生き様に感化され、ティターンズを去った後のエドガーがカラバに参加、アナハイムから譲り受けたという可変MS実験機を駆って陽動部隊として活躍する姿を描いてます。この実験機というのが外見だけZガンダムを模した「1/2〈ハーフ〉Z」なのだ。
 第2話はアムロ・レイは実は女だった…?!戦局の要になっているため各地に散りばめられた影武者のアムロ救出作戦。第3話は最終局面、月のティターンズ残存兵力を叩く為、出撃したエドガー達が巨大キワモノMSと戦闘…というどちらも長谷川氏らしい内容です。
ちなみに「クロスボーンガンダム」の名キャラクター、ウモン・サモンが同じ時代に活躍(?)する番外編も同時収録。こちらは本編では訳ありでずっと謎とされていたエドガーの恋人も出てきてなかなか楽しい展開です。



[ガンダム漫画好きのひとりごと]
 ハーフガンダムも完成したということでやはりこの本を紹介しないといけません(笑)!!
全3話の中で好きなのはやっぱり第1話。元々荒唐無稽(笑)な話が主体の長谷川作品の中では意外にマトモでありそうな話…しかし、やはり長谷川的な味付けが効いてます!往年パイロットのカン・ウー(元ネタはそのヒゲから見ても関羽ではないかと)もオッちゃんキャラ好きな私にとってとても魅力アリです!
長谷川先生といえば「クロスボーンガンダム」が有名ですが、その他にも「Vガンダム外伝」や「逆襲のギガンティス」というガンダム漫画があります。そして、毎度その奇抜なメカ(クロスボーンガンダム始め)に驚かせられます。今回の「Zガンダム1/2〈ハーフ〉」も例に漏れず、その強引な設定に妙な説得力、個性ある画力、確かなストーリー展開、そして深いテーマ…と、氏ならでは世界観は健在です。
そんな長谷川流ガンダム漫画をこれからも注目していきたいですね!




作画・人物 /★★★☆☆
    メカ / ★★☆☆☆
ストーリー/★★★☆☆
オリジナルアレンジ度/★★★★★


"【ガンダム漫画紹介~その9】『機動戦士Zガンダム1/2』" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント